先輩インタビュー

インタビュー1...佐藤、鈴木、青木

佐藤陽亮(エコル鳴石) 2013年就農(後継) 主な品目 : レタス、キャベツ、 わわ菜、ターサイミニトマト ほか 

◆農業は地域を元気にする◆ 
大学卒業後、一般企業に就職していたのですが、父が病気になった事がきっかけで、
父が元気なうちに実家に帰って家業の農業を学ぼうと考え、就農を決意しました。
 
農薬や化学肥料を使わずに、いかに野菜を美味しく上手に作るかを日々考えながら栽培をしています。
難しいからこそ、うまく野菜を育てられたときに感じる喜びは大きいです。
 
私たちくらぶち草の会がある高崎市倉渕地域は過疎化が進んでいます。
くらぶち草の会の会員の半分以上は他の地域から来た新規就農者です。
そうした先輩や仲間のおかげで、耕作放棄地や人口減少などの問題に対し、
一定程度の効果がみられています。

くらぶちの安心安全な野菜を食べていただくことが地域の活性化や
新たに農業を始めようとしている若者への応援につながっています。

鈴木康弘 知美  2002年就農  
主な品目 : チンゲンサイ きゅうり ミニトマト カブ 
 
◆にんじん収穫体験で地域と地球に恩返し◆ 
農業は、家族でできる生業(なりわい)。子供たちや動物
たちと一緒に畑仕事に出られたのは本当に幸せなことだと
思っています。いざ農業を始めると、それまでのわくわく
した期待感よりも不安や心配が先に立ちます。そんな時に
も、地元のご近所さんや先輩農家の方々に良くしてもらい、
見守っていただいた安心感は忘れられません。

少しでも、地域に恩返しがしたい。仲間とともに学校給食
無農薬野菜を提供させてもらっているつながりで食育講
座を開催できることになり、思いがカタチになりました。

10年近く、地元の小学生と “にんじん収穫体験授業”を
行っています。売上金の活用によって、地球にも小さな小
さな恩返しを継続しています。

人参収穫→給食センターへ納品→みんなで給食を食べる→
売上金はWFP(学校給食プログラム)へ寄付→アフリカなど
の発展途上国の子供たちに給食をプレゼント



青木伯和 直子  2014年就農  
主な品目 : 小松菜、大根、ニンジン、 ブロッコリー ほか

◆配送員からの転身◆ 
前職でくらぶち草の会を訪れ生産者の皆さんと交流する機会があり、生産者の皆さんの生き生きとした姿に憧れ、『これからは農業だ!自分も農業にチャレンジしたい!』と感じたことが転職のきっかけです。

自然に囲まれた環境で暮らせていることにも
満足しています。

将来は、自分たちの農業が、生態系、生物多                            様性など様々な観点から見たときに、持続可                            能な『地球にやさしい農業』であるように努                            めていきたいと思っています。







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2022年04月16日

インタビュー3...平船、加賀谷、秋山

平船修康 2022年就農 
主な品目 : 小松菜、ピーマン、枝豆  ほか

◆できること、すべきことをしっかりと◆ 
くらぶち草の会に決めた理由は?

農業の相談会に参加したときに、代表の佐藤さんがとても親身になって相談に乗ってくれました。50歳過ぎてからのスキルも実績もない新規就農者に世間は優しくなく、打ちひしがれていた時に佐藤代表に『いつでもおいで。歓迎するよ』と言っていただいたことが理由です。

将来目指している農業とは?
 
自分の野菜を食べてくれるお客様のためにその時できるこ
と、すべきことをしっかりやる

まずは、しっかり生産・出荷する。
    しっかり儲ける。
そして、しっかり恩返しする。

就農にあたり色々な方々から頂いた支援の感謝し、
恩返しをしたい。もちろんしっかり利益を出しながら。

加賀谷俊輔  2022年就農  
主な品目 : きゅうり、ピーマン、小松菜 ほか
 
◆農業の奥深さを追求していきたい◆ 
農業は、人間が培ってきた知恵と技術であり、自然と人間との関わり
であり、追究しがいのある奥深い世界であると考えたことが農業を志
した理由です。

将来は、生活の一環として生涯現役で無理なく続けていける農的暮ら
しを実現したいと考えています。







秋山雄輔  2022年就農  
主な品目 : レタス、キャベツ、 春菊、 いんげん、ターサイ ほか

◆農家の魅力を伝えられるように 
私たちが家族での暮らし方を考えた時に、現代の大量生産・大量消費型の波に乗るのではなく、自然豊かな土地に住んで自給的な暮らしをしたいと考えていました。そして、せっかく田舎に移住するならば、農家としてその土地の畑を守り、地域に貢献したいと考えたのが農業を始                  めようと思ったきっかけです。

くらぶち草の会を就農先に選んだのは先輩方の実績があったからで                  す。見知らぬ土地での新規就農にあたって、販売先や収入の確保と                  地域の方々の理解を得るという部分が一番の課題だと感じていまし                  た。
しかし、くらぶち草の会の生産者は倉渕出身以外の方が半分以上を
占めており、地域に溶け込み、先輩方に助けていただきながら農業
を続けてこられました。自分が調べてきた中では、このような地域
は珍しく就農先を選ぶ決め手になりました。

将来は、農家としての働き方や暮らし方の魅力を伝えられるような                  農家になりたいと思っています。そのために、栽培技術を磨きつつ                  家族を大切にし、お互いを思いやることと、大地の恵みに感謝する                  ことを心がけていきたいです。

 

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2022年04月16日

インタビュー2..利波、松井.

利波浩樹・尚子 2005年就農 
主な品目 : ほうれん草、中玉トマト、人参、からし菜 ほか 

◆フードロス削減、6次産業化 出来ることをこつこつと 
私たち、となみ農園は有機栽培(2017年有機JAS認定・一部圃場)で
周年ほうれん草、中玉トマト、にんじんを主に育てています。
美味しい野菜を育てるために、2008年に他県から移住して農家になりました。

私たちは、地元の原料を調達して発酵させ、自家製の有機堆肥を作り、土に還し野菜を育てています。
そんなとなみ堆肥を地元のお店の「コンポスト」に使ってもらい、
廃棄野菜くずの処理をして畑に還す「循環型社会の取り組み」を始めました。

また、お客様の「声」に突き動かされ、〈赤軸サラダほうれん草〉〈日本ほうれん草〉等の栽培にチャレンジ、6次産業化にもチャレンジをして〈ドライベジタブル加工〉をしています。
ドライベジタブルは余剰野菜を使い「フードロス削減」を少しでも目指していきたいと思っています。

日々の生活は畑と子育てと、親子3人でとてつもなく忙しいですが、
子供たちが学校やこども園に行っている間にご近所のママ達がパートスタッフとして働いてくれているので
少しずつ自分たちの時間が取れるようになってきました。
彼女たちのおかげで何よりも楽しく作業ができ、
子供達が「ただいまー」と元気に帰ってきてくれる場所になっていることが嬉しいのです。













松井望土  2017年就農  
主な品目 : レタス、 人参、きゅうり、ほうれん草、
       まこもたけ ほか
 
◆多くの人に有機野菜をお届けしたい◆ 
自分は、有機部会の部会長を務めさせていただいています。
(2022年現在)
嬉しいことに、くらぶち草の会では、有機JAS認証を取得
する生産者が新規就農した生産者を中心に年々増えてきてい
ます。
有機JASで使える資材の確認や、圃場の農薬の汚染リスクが
ないかなどの確認などを行いながら、栽培技術のより一層の
向上を目指して生産者で知恵を出し合っています。
ひとりでも多くの方々に有機野菜を食べてもらえるように頑
張っていきます。




2022年04月16日